コーチング型の英語指導方法を確立したTORAIZですが、いまはたったの数ヶ月で英語を習得できると謳うコーチング英会話が増えてしまいましたね。英語習得の大変さを経験してきた方には、数ヶ月で英語習得するなど不可能なのは明らかだと思います。たったの数カ月で習得できるのなら、誰も苦労していませんよね。
TORAIZでは、典型的な指導方法はあるものの、型にはまったマニュアル通りの指導ではなく、各コンサルタントが本当に心から受講生のことを考え、工夫して指導しています。しかも、通訳そして英語教育のプロである新崎先生と、心理言語学や応用言語学の権威である門田先生もフェローとして指導して頂いています。コンサルタントの知恵と経験を集約し、そこにフェローの先生方の理論的なサポートも加われば、本当に日本の英語教育を変えられるのではないかと思っています。多くの受講生に英語力を上げつつ、日本の英語教育を変えるために働けるなんて、本当にいつもワクワクしながら働いています!
正しい学習法の重要性
私は、大学受験から英語を本格的に始めて、それまでは全く特別な英語教育は受けていません。普通の高校球児でしたので、全く英語に興味はありませんでした。その時までは、将来は体育教師になることしか考えてなかったような、本当にただの野球小僧でしたね(笑)
そんな中で受験勉強を始めましたが、高校3年の夏からの学習開始なので、どう考えてもほかの人と同じ学習をしていては勝ち目がない。そこで、効率的に勉強するためにまずは学習方法の勉強から始めました。すると、周りの受験生がやっている英語学習方法がとても非効率だということを感じ始めたんです。音読もシャドーイングもしないで、文法やリーディングばかりやっている。そしてこれだけの労力をかけて英語を勉強して、日本人は英語が下手だと馬鹿にされる。そんな日本の現状を変えたい!と思って大学では言語習得や言語学の勉強を始めました。
そして大学時代には「日本にいても英語は習得できる!」という信念から、海外へ一歩も出ない独学を続け、大学3年でTOEIC990点満点を取りました!ネットで探してもこんな前例がないのでとても辛かったですが、正しい学習法を続ければ日本でも英語を習得できると証明できてよかったです。その後は4年間大学院留学をして言語習得や心理言語学を学び、日本の外資系企業でビジネス英語の経験も積み、やっと英語教育業界に入ってきました。
確かに、日常で英語を使わない日本で、しかも文法やリーディングに偏った英語教育を受けてきた日本人にとって、英語習得が簡単だとは言いません。私もすごく時間もかかって、辛かったですし(笑)しかし、正しい方法で学習を続ければ、必ず日本で学習していても英語は習得できるんです!それを今度は自分自身ではなくて、受講生の皆さんにも体感してもらいたいと思っています。
理論と実践の融合を目指す。
語学研究所では、理論的かつ実践的な英語学習方法を研究し、コンサルタントが現場でも指導に使えるようになるよう活動しています。世の中には様々な理論がありますし、それぞれは素晴らしいものです。
しかし、多くの第二言語習得理論が提唱されていますが、理論に頼り切っているだけでは日本人の英語力は伸ばせません。いくら理論的に正しくても、それを他の仕事や学業をしながらもできるような、実践的なものでなければ、日本での英語学習には活かせないんですよね。
そうは言いながらも、日本人で英語を習得できた人の真似をすればいいのかと言えば、そういう訳でもありません。「〇〇だけで英語ができる!」みたいな英語学習成功者の本もたくさん売られていますよね。あれは本当にその人にとっては偶然正しい学習方法だったのだと思いますけど、理論に裏付けられていない方法は、あまり普遍性がなく、他の人にも通用するとは限らないのです。
では何が大切かと言えば、理論的に正しいこと、すなわち普遍性の高いものを、日本にいる学習者が実践できるような形に提供することが最も大切です。TORAIZではそのような理論的かつ実践的な英語学習方法を常に研究しています。
英語で困っている人を全員助けられるように。
そして私たちは、常にBetterな方法を探し続けています。なぜ常に改良が必要なのかと言えば、どんな受講生がTORAIZに来ても絶対に英語力を伸ばせるためのプログラムを作るためです。全く同じ英語力の受講生が来たとしても、目標や生活スタイル、性格、学習時間など、様々な要因で適した学習方法は変わってきます。例えば、同じ学習時間でも通勤中にまとめて1時間取れるのか、それとも10分ずつのスキマ時間しか取れないのか、によっても学習方法は変わります。
今あるメソッドでも、ほとんどの方に満足するサービスを提供できていますが、もっと良いサービスを提供することができるかもしれません。そのため、一人一人に対して最高の英語学習プログラムを提供するために、私たちは常に改良を重ねています。そうやって指導法を改善していくことで受講生にも貢献することはできると同時に、教えている方も日々成長できて、とても充実した仕事だと思います。
日本の英語教育を変える力になりたい。